top of page

「冬にZINEをつくろう」、今井悠斗写真展「雪と砂丘と小書店」


 連日大雪の、新潟。といっても、こんこん堂のある新潟市西区は、新潟の中でも雪が少ない地域なので、今回も困るほどの量ではなく。長岡や小千谷などの地域に暮らす友人たちのSNSで日に日に雪壁が高くなっていくのを見ては、やっぱり雪国って大変だ…と眺めるのみ。 その大変さというのは、本当に明日の生存に関わる大変さなのです。仕事に行くのも子育てをするのもガソリンを入れるのも買い物をするのも、ひとつひとつが何倍もの労力でやらなきゃいけなくなる。なんというか、こうした気候が日本海側の雪国で暮らす人たちの精神性に関わらないわけがない、と思います。


 そんな冬に、こんこん堂ではいくつかの企画を立てておりました。


 ひとつは、ZINEづくりの企画。リソグラフ印刷機があり、本屋があるこんこん堂には、ZINEをつくってみたいというお客さんがちらほらいらっしゃいます。私自身、ZINEをつくってきたことがきっかけでこのような店をやる流れになったこともあり、その都度相談にのったり多少やり方を教えたりしていたのですが、一度みんなで集まってやってみたらどうだろう、とふと思いました。それに、冬は家に籠ってなにかをもくもくとつくるのに向いています。特に、雪国の冬は、なにかを作るぞと思ったりものを考えたり手を動かしたりすることで、辛い日々を少しやわらげる部分もある気がしています。 

 そんなわけで、3月の頭に昨年も実施した「ZINEとリトルプレス展」を開催することにし、1月、2月には全3回のZINEづくりのお話会「冬にZINEをつくろう」を開催することにしました。



 現在は、第一回、第二回がちょうど終わったところ。各回6~7名の参加者さんと、丸くなって座り、ZINEの制作経験者の方のお話を聞いたり、各テーマに合わせて自分がつくりたいZINEの内容を共有したりしました。おやつのエッセイ、ペットの目線でつくる物語、短歌集、農業をやりながら考えていることをまとめたエッセイなど、皆さん多種多様。


 昨日実施した第二回は、事前に文章を書いて出していただき、それを読みあって感想を書く、ちょっと実験的な取り組み。(すべてが実験的ではあるのあるのですが……)つねづね、ZINEをつくること・文章を書くことは孤独な営みであると感じており、ベースはそれでもちろん良いのですが、最終的に誰かに渡すものになるわけで、誰かの目線がZINEづくりの過程で入ってくるのはいいことなんじゃないかと思います。そして、文章を読んで言葉をもらう機会を私自身がいつも欲しており、今回やってみてうまくいったら定期的にやりたいなとも思っていました。


 自分以外の6人の文章を印刷したものをその場で読み、付箋に感想を書いて貼り、書いた人のもとに戻す…という形でやってみましたが、多少やり方の改善点はあったものの、やりたいことがかなり実現できた気がしました。「これでいいんだと思えた」「他の人の文章で参考にしたい表現があった」「自分がすごく推敲した部分のことを書いてもらえた」「誰かに読んでもらうイメージがつかめた」など、初めてZINEをつくろうとしている方がほとんどだったのもあり、嬉しい感想をいただきました。


 第三回はすでに満員なのですが、来年にもまたやりたいです。


ワークショップの様子
ワークショップの様子

そして2月はもうひとつ催しが。


 お隣の富山県で写真や文章のZINEの制作を続ける今井悠斗さんに、私も寄稿させていただいた新作の作品集刊行を記念して、こんこん堂のある建物で写真展「雪と砂丘と小書店」を開いていただきます!



 テーマは、今まさに雪国のみんなが直面している、雪と暮らす生活や景色のこと。本の内容は撮り下ろし写真の他、対談3本、寄稿エッセイ6本と盛りだくさん。途中コーナー的に入っている、屋台のおじちゃんと今井君の会話も面白い。表紙の、グラデーションを感じるグレーも含め、日本海側のちょっと薄暗い冬の色彩や文化と、そこへの若い人たちのまなざしが詰まった1冊です。現在こんこん堂でも販売中。


 初日の22日にはトークもやります。参加者大募集中!今井さんとこんこん堂店主井上が富山と新潟で自主制作本をつくってきた経緯などをお話します。


 今井君はふふふのZINEという内野町で2020年から開催してきたイベントに初期から参加してくれている一人で、当時学生だった彼の作品やその後の富山での動きなどもなんとなくときどき見ていました。でもこんなふうにちゃんとゆっくりお話ししたり、一緒に企画をしたりするのは初めて。それも、彼がこの「雪と'25」をつくるにあたって声をかけてくれたから生まれた機会です。


 こんこん堂のある建物「たねむ」での写真展もこれが初となります。どんな空間になるのか、ぜひ楽しみに見に来てください。


コメント


お問い合わせ​・アクセス

本と印刷編集室 こんこん堂

所在地: 〒950-2112  新潟市西区内野町1053-1  たねむ1階

JR内野駅から徒歩3分

ZINEやリトルプレスをつくってみたい方、リソグラフ印刷機を利用したい方、

出版物を販売いただける方(委託/買切どちらも対応可)、

ご要望やご相談はこちらのメールアドレスまでお寄せください。

​​

mail: konkondou101@gmail.com

ろご.jpg

​SNS:

  • LinkedIn

 Instagram

bottom of page